クォーク 第2版

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    クォーク 第2版

    素粒子物理はどこまで進んできたか
    南部陽一郎著
    ブルーバックス

    消えた反物質』を書かれた小林誠先生と同じく2008年にノーベル賞を受賞された南部陽一郎先生の著書です。
    第1版にあたる『クォーク 素粒子物理の最前線』は1981年に発行されています。この第2版は1998年の発行。ベイスターズ優勝の年ですね。ああ。
    今私の読書ペースが大幅に落ちているのはこの本が常に鞄の中に入っているからです。日本語で、それもかなり平易な文章で書かれているのに、意味が判らない。何度も読み直しているので、ああきっとこう云う事を説明されているのだろうと大雑把には判っていても、完全な理解は遙か彼方にあるようなないような、そんな感じです。じゃあ判らないなら止めればいいじゃんと思われるでしょうが、この本は本当に面白いんです。『消えた反物質』もそうなんですが、読んでいてワクワクするんですよ。人間の思考思索はここまできているのかと感動するんですよ。物事の最小単位は何なのか。どうすればそれを説明できるのか。そしてどうすればそれを検証できるのか。挑戦は果てしなく続きます。私も挑戦したいと思います。何度も何十回も何百回も読んでみようと思います。


    消えた反物質

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      消えた反物質
      素粒子物理学が解く宇宙進化の謎
      小林誠著
      ブルーバックス


      昨日の本よりもこちらを先に読んでおりました。
      著者は2008年ノーベル物理学賞受賞の小林誠先生。ノーベル賞を受賞した人がどんな事を書いているのか、読んでみたかったのでありました。
      テーマは「CP対称性の破れ」なんです。この世の中、この宇宙はどうして物質で出来ているのかと云う事なんです。最近難しい本ばかり斜め読にしているせいか、本人もびっくりなんですが、ちょっとだけ何の事だか判るような気がするんですよ。激辛の食べ物を食べていると、なんとなく対峙の仕方が判ってくるのと同じ感じです(違うか)。ディテールはちんぷんかんぷんなんですけど、ものすごく大雑把に納得しているんです。この本、凄く面白いんですよ。実はもう3回読み直していたりします。難しいけれど「CP対称性の破れ」に興味を持った人に、丁寧に教えてくれている本なんです。素晴らしい本だと思います。
      何回も何回も何十回も何百回も読んだら「おおー理解できた!」なんて事は起きないかしらん。起きるかもしれないからまた読んでみます。


      新装版 四次元の世界

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        新装版 四次元の世界
        超空間から相対性理論へ
        都筑卓司著
        ブルーバックス


        この本が最初に出たのが昭和44年、1969のこと。
        昭和44年と云えばブルーライトヨコハマに夜明けのスキャットに長崎は今日も雨だったですよ。男はつらいよの第一作目ですよ。明日に向かって撃てにイージーライダーですよ(これだと何だか昔に思えんな)。ベッドインにウッドストックにワイト島にクリムゾンキングの宮殿ですよ(余計か)。ひみつのアッコちゃんにどろろにタイガーマスクにハクション大魔王にサザエさんにムーミンですよ。八時だよ全員集合に水戸黄門がスタートですよ(へぇー)。ゲバゲバ90分であっと驚くタメゴローですよ、はっはっは、なに?
        その頃にもうこんなに四次元でした。ウルトラマンのブルトンやセブンのイカルス星人どころではなかったのでした。
        そして現在、2002年の新装版です。中学生や高校生でも入っていける位に幾何学と相対性理論を噛み砕いてあります。私如きのレベルでも当然判りやすい。だけど子供向けでは全然ない。こんな本に若い頃出会っていたら人生変わったかも、そんな風に思えるほど面白かったです。
        個人的には永美ハルオさんのイラストが何とも懐かしく、この本がいかに長く読み続けられてきたのか実感した次第です。
        多分これからも何度も読み返すと思います。


        日本辺境論

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          日本辺境論
          内田樹著
          新潮新書


          中国が面白かったので日本も読んでみました。
          なるほどねー確かに「きょろきょろ」してるかもね。
          面白かったです。前半はまた読み直します。
          (前半に結論が出てしまっているのでね)
          先日の落合監督の本と比較してみると更に興味深いです。


          貝と羊の中国人

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            貝と羊の中国人
            加藤徹著
            新潮新書


            これは超おもしろかった! 超です超!
            中国の歴史(というか歴史全般)に殆ど興味はなかったし、社会情勢だの文化だのにも同様。それがこの本の謎めいたタイトルに惹かれて何気なく読んでみたら、これがもう目からウロコ。中国は面白い! そして自分は中国の事を全然知らなかったと云う事にも愕然。えーマジっすかーと何度心で叫んだか。内容は勿論、文章が読みやすくてすっかりトリコじかけになりました。
            そして中国を知る事で、日本もわかる。他の国もわかる。歴史を知る事で、今の世界がわかる。いやー参りました。
            世界の中心で中華料理を食べる、なんて考えてニヤッとしましたよ。


            なぜ日本人は落合博満が嫌いか

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              なぜ日本人は落合博満が嫌いか
              テリー伊藤著
              角川oneテーマ21

              私の周囲には落合監督の現役時代を執拗にマークしていた落合マニアをはじめ親落合派が多いのですが、この本のタイトルを見た時にああそうなんだろうなと妙に感じ入って手に取ってみました。
              テリーさんが実際に落合監督とコンタクトしてのインプレッションなど説得力のある内容で、これからの日本には落合監督のようなリーダーシップが必要だと述べています。文章も明快でとても読みやすい。落合監督に興味のある方には是非読んで戴きたい。

              ここイカは、でなく以下は本の内容に触れますので、この本を読んでみたい方は読んでから読んで下さい(ってわかりにくいね)。

              私如きがこれ以上何か付け加えるのも非常に僭越ですが、落合監督に感じるのは徹底的な合理主義、長いものに巻かれず我が道を行く意志の強さ(強情にも思える)、自信満々で不遜にすら感じる言動、無愛想さ、そうしたものだけではないと思うのです。ご本人が聞いたら絶対に怒ると思いますが、全てにおいて達観しているような落合監督の言動に何かオカルトめいたものを感じてしまうのです。オカルトでなければ因果。そうした事に対する本能的な畏怖を感じられる方はいないでしょうか。私だけでしょうか。
              以前(多分2006年)横浜スタジアムで観た横浜−中日戦、シーズン初対決。ゲームも最終盤、横浜がサヨナラのチャンス。そこで落合監督がマウンドへ。マウンドに選手を集めて笑顔で一言二言。そして落合監督がベンチに戻る時に三塁線に物凄く鋭い一瞥を落として行きました。そしてその後はその落合監督が視線を落とした辺りに打球が飛び中日ピンチ脱出。ゲームは引き分け。横浜はそのゲームを取れなかっただけでなくチームの上昇機運も一気に失う事となりました。その後他のカードでも横浜スタジアムの三塁線では事件(打球のイレギュラーバウンド、走者の憤死など)が続出。そうした事がある度に私はあの時の落合監督の一瞬の形相を思い浮かべたものです。変な話で申し訳御座いません。でも私はあの時、この世に魔法は存在すると確信したので御座います。


              私はゲゲゲ

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                私はゲゲゲ

                水木しげる著
                角川文庫

                水木しげる先生の自伝漫画です。最高です。
                私の幼年期は水木しげると赤塚不二夫と円谷プロで出来ていると云って過言ではありません。その水木しげる先生の幼年期が何で出来ているのかが解ってとても嬉しくなりました。これまた心からお勧めする一冊です。


                因果鉄道の旅、文庫版

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                  因果鉄道の旅

                  根本敬著
                  幻冬舎文庫

                  本屋さんでこの本が平積みになっているのを見て「ありがとう」と云ってしまった私です。今年の4月10日に文庫版初版発行になっておりました。
                  この本があったおかげで(オリジナルの方)私は様々な人達と様々な位相で様々な認識を深く共有する事が出来ました。明らかに今現在の私を形作っている重要な要素になっている本です。再読して思い知りました。
                  改めて読んでみたらフランク・ザッパだと感じました。でも電車の中で読みながら居眠りしたら夢で流れていた音楽は何故かPFMとグリーンスレイドでしたが。
                  この本はとにかく読んでみて欲しいとしか云いようがありません。毒が回って気分が悪くなるかも知れませんからご注意を。でも気分が悪くなる本や文章は世の中にはごまんとあるし、それらが人の気分を害していると自覚していないので余計に気分が悪くなるし、それに比べると(比べてはいけないけど)この本は帯の文句にあるように「現代日本の旧約聖書」であると云うのは誇大な文句ではありません。ちなみに『人生解毒波止場』も近々文庫化されるとのこと。やったー。


                  現代医学に残された七つの謎

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                    現代医学に残された七つの謎

                    杉晴夫著
                    ブルーバックス

                    人間の体の事はわからない事が多いと云う事がよくわかる本です。
                    鍼灸は私もやってもらいますが、現代医学の観点から見ると謎だらけ。
                    磁場が体に及ぼす影響(ピップエレキバンもね)、睡眠の仕組み、プラセボ効果、筋肉のからくり、記憶のメカニズム、DNAに対する誤解、などなど内容は盛りだくさんですが、読み足りない感じは皆無。コンパクトながらとても充実した本です(斜め読みでもかなり難しく感じた部分もあります)。興味が御座いましたら是非。


                    故郷から10000光年

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                      故郷から10000光年
                      ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア著
                      伊藤典夫訳
                      ハヤカワ文庫


                      何年かぶりに再読。斜め読みするつもりが2週間かけて熟読。
                      色々と気付かされる事が多く、今この時期に再読したのも何かの巡り合わせのような気分。
                      私は空港にいると非常に特別な精神状態(空を飛ぶ事に対する根本的な恐れやそれをカヴァーする多幸感が混在している非常にパーソナルな状態。ちなみに最近ステージでしているイヤーモニターをしていてもこの状態になっている事がある)になっているのですが、その感じに近い気分になりました。
                      私的にはSF=サイエンス・フィクションの「フィクション」が抜けてしまい(SFでなくても抜けることあり)、何か未来とも過去ともつかない時間軸の中で傍観したり体験したりしているんですね。映画アバター(私は観ていないんですが)を観た人が何か現実感を失って内省的になるなんて話を聞いた事がありますが、そういうのに近いのかな。
                      とにかく心から堪能しました。「愛はさだめ…」もこれから再読します。



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