横濱物語

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    横濱物語
    小田豊二著
    松葉好市語り
    ホーム社・集英社


    スモーキーてっちゃんに「読んでみますか?」と勧められた本です。
    戦後の横浜、いや横濱の表面上でない生々しい街の歴史を昭和11年生まれの松葉好市さんが語ってくれています。私の父親が昭和4年生まれ。多分この本にある同じ空気を吸っていたと思います。私の父親はあまり多くを語ってくれませんが、本牧のベースの中に子供の私を連れて行ってくれたり、出所の判らないアメリカのお菓子を沢山持って帰ってきてくれたりしました。この本にある結構ハチャメチャで乱暴で命知らずで陰影のあるクールな横濱の残り香を私も嗅いで育ってきたような気がします。私の若い頃も暴力やら喧嘩やらが身の回りにまだまだ普通にあって、私はあまり近付いたりしませんでしたから骨身には沁みていないものの、皮膚感覚では解ります。だからおっかないですが大変に懐かしい気持ちにもなりました。それにしても松葉さんの記憶力の素晴らしさ。ただ覚えているだけでなく、それを今眼前で起こっている出来事のように生き生きと表現されているのが本当に凄い。著者小田さんの質問の言葉は一切なく、松葉さんの受け答えの言葉のみで書かれているのも面白い。失われつつある「横濱」を是非皆様に読んで感じて戴きたいと思います。



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