ラヴクラフト全集1

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    ラヴクラフト全集1
    H・P・ラヴクラフト著
    大西尹明訳
    創元推理文庫


    救いようのない話と云えばこちら。
    20代で読み始めて、何度も何度も読んで、20年以上になります。何度読んでも面白い。スリルや恐怖を味わうというよりも、偶然見つけた何かの記録を読んだら異常でとんでもない事が書いてあってビックリみたいな、そんな本です。もちろんフィクションですが、ただのフィクションに終わらない部分があって、多感な時期に読むと人生真っ暗になるといった次第。広大な宇宙や悠久の歴史の中では人間は無力でちっぽけな存在であると、どの話にも繰り返し執拗に書いてあるんですね。そこが救いようのないってポイント。
    「インスマウスの影」は最高傑作の一つ。アメリカの歴史のごちゃごちゃした時期のイメージを窺い知る事もできます。緻密すぎる情景描写の膨大さに辟易しちゃう時もありますが、是非お手元に一冊どうぞ。


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