先を読む頭脳

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    先を読む頭脳
    羽生善治・伊藤毅志・松原仁著
    新潮文庫


    羽生善治名人(現在三冠)は昔から物凄く興味のある方です。七冠達成当時からその言動に注目しておりました。
    この本は羽生さんの話と認知科学研究者の方の解説が交互に出て参ります。初めは解説、例えば将棋が「二人完全情報確定ゼロ和ゲーム」であるとかの方が難しく思えますが、途中で羽生さんの言葉の重みが尋常でない事に気付きます。平易な言葉遣いで将棋を語っておられる中に、私達とは次元の異なった思考法発想法があるのが判ります。私如きの浅い読みで申し訳ありませんが、その次元が異なると云うのは本当に少しの差なんだと思います。ただ私達はその少しの差を埋める事が出来ずに無知と凡庸に囚われているのだと思います。「実践こそが最大の勉強法」と云う一節も、なるほどねと納得する反面、羽生さんがその実践に至るバックグラウンドの膨大さを知ると「実践」と云う言葉がファンタジーにすら思えて参ります。この本を買ってから何度か読み直していますが、読む度に難しく理解が遠ざかって行くような気がします。素粒子物理学の本が非常に親切に思えて参ります。
    しばらくはゆっくりと何度も読み直してみようと思います。


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